シニア世代が歯を守り、いつまでも健やかに過ごす秘訣!(シニア③)|越前市の歯医者「あさざわ歯科医院」

コラム

カテゴリー:

シニア世代が歯を守り、いつまでも健やかに過ごす秘訣!(シニア③)

  • 予防・ホームケア
  • 歯医者さんの耳寄り情報
  • 虫歯・歯周病

 

このコラムを書いた人

歯科衛生士 KN

あさざわ歯科、歯科衛生士のKNです。

むし歯や歯周病から歯を守っていく大切さをより多くの患者様に伝えられるように日々、勉強をしていきたいと思っております。

安心して治療やクリーニングを受けて頂ける環境づくりを目指します!

 

 

 

 

 

◆いつまでも健やかに過ごすには ( シニア講座 ③ )

 


 

 

 

こんにちは!

越前市のあさざわ歯科医院、歯科衛生士KN です。

 

いよいよ最後第3回は、「いつまでも健やかに過ごすには」がテーマです

 

1、歯を失うことによる影響

2、かむ力を維持すると、様々な効用がある

3、唾液を出しやすくする方法

4、口臭で悩む方が増えてきます

5、毎日の歯と口のケアと定期的な歯科健診が大切!

        参照:日本歯磨工業会みがこうネット

 

 

 

 

 

 

◆歯を失うことによる影響

 


 

 

 

・シニア世代になると、歯周病やむし歯で歯を失う人が増える傾向にあります

 

ある調査では、1本の歯を入れ歯にしただけで噛む力は約10%落ち、

総入れ歯だと約70%落ちるといわれています。

 

噛む力が低下する事がどのような事をもたらすのでしょうか ?

 

 

・噛むことは、抗菌や清浄の役割のある唾液の分泌を促す働きがあります。

 

 

唾液は、他の病気や服用する薬の影響などから、分泌量が減ることもありますが、

噛む力が弱まり、よく噛まなくなると分泌量が減ってしまうのです。

 

そのため口の中が乾き、細菌が増殖しやすくなります。

舌苔 ( ぜったい:舌の表面の突起のすき間に堆積する食べカス、細菌 ) も増えやすくなり

口臭も強くなりがちです。

 

このように、お口の中の衛生状態が悪化しやすくなり、歯周病やむし歯にかかりやすくなるのです。

 

 

・また、噛む力が弱くなり、唾液の量が少なくなって食べ物がのどを通りにくくなると、

食べ物を飲み込みにくくなり、消化が悪くなります。

 

また、食べる量が減り、食べ物の種類がかたよってしまいます。

そうすると栄養状態が悪くなり、体力や筋力も低下しやすくなります。

お口の中の環境だけでなく、全身の健康にも大きな影響を及ぼしてしまうのです。

 

 

 

・普段から歯みがきを習慣づけ、お口の中を清潔に保つことで健康な歯を残し、

しっかり「噛む」ことがとても大切であることがお分かりいただけたと思います。

 

また、もし歯が抜けてしまった際には1本でも放置せず、歯科医の指導のもとで、

入れ歯やインプラントなどでしっかり噛める歯と口を維持することが大事です!

 

 

 

 

 

 

◆かむ力を維持すると、様々な効用があります。

 


 

 

 

 

・大事なことは、普段から「噛む」機会を増やすことです。

 

日頃からよく噛んで食べることで、唾液が出やすくなります。

お食事の際、一口入れて30回以上噛むのが理想です。

 

根菜など自然と噛む回数が多くなる食べ物を取り入れ、食材を刻むサイズを工夫してみるのもいいでしょう。

食べ物の消化も良くなることから、全身の健康維持にもつながります

 

よく噛むことで、脳の血流が良くなり、認知症予防にもつながります

 

 

また、固い物を噛み砕いて飲み込むことで飲み込む力の維持につながります。

食事を提供する側は軟らかい食品に偏らないよう、むしろ献立に噛みごたえのある食品を

1品取り入れる工夫でお口の筋力維持を促しましょう。

 

 

そして、噛むための筋肉を維持するため、さらには足腰の筋肉を維持するため

体力・筋力が低下しがちなシニア世代は意識的にタンパク質をしっかり摂ることが大切です。

 

 

 

 

 

 

◆唾液を出しやすくする方法

 


 

 

 

唾液を出しやすくするには、食事のときによく噛むことが重要ですが、それ以外にも、

普段から水分を多めにとること、よく話すこと、口や舌をよく動かすことで、唾液が出やすくなります。

 

また、耳下腺、顎下腺、舌下腺をマッサージすると唾液が出やすくなります。

 

 

 

 

 

 

◆口臭で悩む方が増えてきます

 


 

 

 

・シニア世代になると、口臭で悩む方が増えてきます。

 

口臭の原因は様々です。

お口の中の衛生状況や歯周病、むし歯が原因の場合もあれば、

鼻、のど、胃腸、その他の全身疾患に関連した口臭もあります。

 

ずは、歯科医院での診察をおすすめします。

段のお口のケアによって行える口臭対策は、以下の通りです。

 

 

 

 

 

 

◆毎日の歯と口のケアと定期的な歯科健診が大切!

 


 

 

 

日本は、65歳以上の高齢者の割合が27%を超える

世界で最も急速に高齢化が進んだ国です。

 

平均寿命も男性81.09歳、女性87.26(2017)と世界トップクラスの長寿国です。

 

しかし、日常的に介護を必要とせず自立した生活ができる生存期間

「健康寿命」は70歳台前半に留まっています。

 

つまり、日本人は、平均すると、晩年の10年前後を介護されながら過ごしていることとなり、

「健康寿命」をいかに延ばすかが大きな課題になっています。

 

 

元気で楽しく長生きするためには、

自分の口でしっかり食事ができ、会話ができるよう、歯とお口の健康を保つことが大事です。

 

 

また、歯周病の予防・治療が、糖尿病、心臓・血管疾患など

様々な生活習慣病の予防・症状軽減にもつながり、「健康寿命」を延ばす鍵として注目を集めています。 

 

全身の健康を守るためにも、歯とお口のケアと、

お口の機能・筋力の維持をしっかり行っていきましょう。

 

 

 

 

 

◆まとめ

 


 

 

 

 

 

また、あさざわ歯科医院ではお体がご不自由で歯科医院に

ご通院できない方のために訪問歯科診療 ( 歯科の往診 ) 承っております

ご気軽にお問い合わせください。

 

 

 

 


 

 

当院の訪問歯科診療について、ぜひこちらのページもご確認ください!

 

・訪問歯科診療について

 

 


 

 

 

 

 

Web予約はこちら

ページトップへ戻る