虫歯予防フッ素塗布料金500円(税込) 保険外やるべき 避けるべき ?
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このコラムを書いた人
あさざわ歯科医院 歯科助手 NK
あさざわ歯科、歯科助手のNKです。
お口の中の健康は、身体、心の健康にもつながります。
皆様が健康に毎日をお過ごし頂けるよう、
精一杯サポートさせて頂きますので、ご来院の際は宜しくお願い致します。
虫歯予防≪フッ素塗布≫料金500円(税込) 保険適用外 やるべき ?避けるべき ?
1.フッ素塗布は虫歯を予防する ?
2.フッ素塗布のデメリットって ?
3.歯科医院で行うフッ素塗布
4.自宅で行うフッ素塗布は
5.こどものフッ素塗布の料金とまとめ
◆定期健診とあわせて歯科医院でフッ素塗布を受けましょう。
1.フッ素塗布は虫歯を予防する ?
■再石灰化で初期虫歯を治す
唾液中にフッ素イオンが存在していると、
溶け出したカルシウムがより多くエナメル質に再吸収されます。
再石灰化を促進し、歯の修復を促すのです。
これにより、でき始めの初期むし歯を治療し、健康な歯を保ってくれるのです。
■歯を強化する
歯の石灰化にあたり、フッ素は歯の表面のエナメル質の成分と結びついて、
フルオロアパタイトという硬い構造を作りあげます。
この働きによりミネラルが溶け出しにくく、むし歯になりにくい強い歯にしてくれるのです。
■虫歯菌の活動を抑制する
フッ素は虫歯菌の活動を抑制する働きも持っています。
フッ素は虫歯菌の出す酸の量を抑えることができるので、
酸により歯を溶かされることがなくなり、
虫歯を予防することができるのです。
2.フッ素塗布のデメリットって ?
■フッ素は猛毒 ?
フッ素とは元素記号「F」で、このフッ素自体はガラスやプラスチックさえも
溶かしてしまい、さらに猛毒を持っています。
「フッ素は危険」というイメージは、このあたりから生まれたようです。
■自然界に広く存在するフッ素
そんなフッ素ですが、単体では存在することはできません。
複合体として土・川・海・動物・植物など自然界に含まれており、
地球上に暮らす生物はみな、フッ素を取り込みながら生きています。
■歯に塗るフッ素は「フッ化物」
虫歯予防のフッ素は猛毒のフッ素とは異なり、
「フッ化物」で毒性はありません。
使い方さえ誤らなければ人体に悪影響を及ぼすことはありません。
■虫歯予防のフッ素は人体への影響が少ない
歯科医の指導のもと、用法、用量を守って正しく使用すれば、
フッ素を虫歯予防に使うことに対して、そこまで神経質になる必要はないでしょう。
3.歯科医院で行うフッ素塗布
■3か月~6か月に1度の塗布がおすすめ
虫歯予防のフッ素塗布には、低濃度のフッ素を自宅で塗布する方法と、
高濃度のものを歯科医院で塗布してもらう2種類の方法があります。
歯科医院でのフッ素塗布は3か月~6か月に1度、定期的に受けましょう。
■フッ素塗布を始めるべき年齢は ?
歯を強化する働きもあるため、
歯が生え始めたばかりの赤ちゃんにも有効です。
乳歯が生え揃ってくる1歳ごろから歯科医院で塗布を受けましょう。
■フッ素塗布の流れは ?
歯科医院でのフッ素塗布では、まずクリーニングを行い、
歯の表面をフッ素が取り込まれやすい状態に整えます。
その後、フッ素剤を入れたマウストレ-を上下3分ずつ装着するトレー法で塗布します。
フッ素塗布後は、その働きを引き出すために、
30分~1時間は飲食やうがいを避けるのが基本です。
4.自宅で行うフッ素塗布は
■フッ素入り歯みがき剤はすすぎを軽く
最近の歯みがき剤はほとんどにフッ素 (フッ化ナトリウム) が配合されています。
フッ素の働きをより生かすためには、ペーストを若干多めに使用し、
すすぎは軽くすませるのがポイントです。
■働きもいいジェルタイプもオススメです
ジェル状なので、フッ素が歯の表面に留まりやすく虫歯予防に効果的です。
お子さんの場合は、仕上げ磨きの際に
お父さんお母さんが適量を塗布してあげると良いでしょう。
■手軽なフッ素洗口液も
寝る前の習慣にしたい、手軽なフッ素専用洗口液です。
フッ素入りマウスウォシュは虫歯予防を期待できるのでオススメです。
また、大人の方にアルコールが入っていない
刺激のない虫歯・歯肉炎症予防の洗口液もあります。
※歯垢付着を抑制する効果が持続します。オススメです!!
5.こどものフッ素塗布の料金とまとめ
・フッ素塗布は保険適用外
・当院のフッ素塗布料金 (税込)
① 1000円 (初回時、検診込)
② 500円 (定期健診併用時)
※いずれもクリーニング込みです。
3か月~6か月に1度の塗布がおすすめです。
まとめ
・フッ素には虫歯予防に高い作用があるとされる反面、
人体に悪影響になるとの意見も耳にすることもあります。
そのため、いざ我が子のこととなると、その使用をためらってしまうかもしれません。
・しかし、使い方さえ誤らなければ、フッ素は人体に悪影響を与えることなく、
高い虫歯予防の働きを期待できる、とても頼もしい存在です。
まずはお子さんと一緒にかかりつけの歯科医院にご相談してみて下さい。
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