【 緑茶パワー】で虫歯&風邪・コロナ知らずに!?
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このコラムを書いた人

あさざわ歯科 TC(トリートメントコーディネーター CT
あさざわ歯科、トリートメントコーディネーターのCTです。
むし歯、歯周病をより多くの方にも知って頂き、患者様一人ひとりにあったケアを提供できるよう日々努力していきたいと思っております。
お気軽にご来院下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
◆【 緑茶パワー】で虫歯&風邪・コロナ知らずに! ?
・こんにちは 越前市あさざわ歯科医院、トリートメントコーディネーターのCTです!
我が福井県にも新コロナ感染症のオミクロン株の第6波感染拡大!
でいよいよ緊張が高まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか?
そこで私はお口の中のトラブルから健康を守る驚くべき【緑茶パワー】
をお伝えしたいと思います!
◆緑茶とは?
・お茶は大きく分けて3種類に分けられます。
1.発酵茶(紅茶) 2.半発酵茶(ウーロン茶) 3.不発酵茶(緑茶)
元々は同じ茶葉から作られますが、
発酵度合いによって風味や成分も異なります。
・旨味成分は、テアニン(アミノ酸)、
渋み成分は、カテキン(ポリフェノール)と呼ばれます。
・緑茶が茶葉自身がもつポリフェノールオキシターゼという酵素が発酵されると
緑茶に含まれるカテキンはテアフラビンという物質に変化します。
緑茶は発酵をしないお茶なのでカテキンが多く含まれます。
◆カテキンで虫歯予防
①虫歯菌の増殖を抑える
カテキンは虫歯菌、歯周病菌に対して抗菌作用がある
ことがわかっています。
②ネバネバグルカンを作る酵素の働きを抑え、歯垢形成を抑える
そもそも、虫歯ができる原因の一つとして
グルカンというネバネバ物質があることで菌がとどまってしまうことがありますが、
茶カテキンはそのネバネバを作る酵素を抑えてくれます。
③虫歯菌の付着を抑える
緑茶で口をゆすいだほうが歯垢が付きにくい
という研究データが出ています。
・このように、緑茶に含まれるカテキンには虫歯を予防する
ということが分かっています。
毎日何気なく飲んでいるお茶、 、 驚きの効果ですね!
ただし、お茶を飲んでいれば、虫歯が出来ないというわけでは
ないので注意して下さいね!
・例えば、きちんと磨いているのに人より虫歯になりやすいなぁ
と感じている方やきちんと磨けないお子様は虫歯になりやすいので、
食生活にも注意する必要があります!
・そこで緑茶を飲む習慣があれば、
虫歯になりにくくなるかもしれません!!
◆カテキンでウィルスの増殖を止める
・風邪とは!?
ウィルスによる急性の感染症のこと。
特にインフルエンザや新コロナ感染症は新コロナウィルスによる
重症な感染症で重症化によっては肺炎や脳症になってしまうことも!
飛沫や接触によって感染していくことから
その予防がとても重要になります!
・ウィルスは単独では増殖できず細胞に感染してクーロンを増やします。
・茶カテキンはインフルエンザなどの風邪ウィルスの表面にある
突起に結合して細胞へウィルスが吸着されるのを防ぎます。
(静岡大学 薬学部教授 山田氏研究より 宿主細胞:感染を受けた細胞)
・実際、茶カテキンによるうがいで
インフルエンザの発症が低下したという実験データや
・1日、1~5杯の緑茶飲用習慣のある児童の方が
1日1杯以下の児童に比べてインフルエンザの発症が少ない
というデータもあります。
(静岡大学 薬学部教授 山田氏 研究より)
◆知られざる緑茶パワー4選!
・ここまで、虫歯予防、風邪予防に効果のあるお茶の話をしてきましたが、
実はこれ以外にも健康に良いとされる研究が次々発表されています。
◆1.がん予防
がんは、日本人の死因NO,1
・がんは、細胞が突然変異しがん細胞が増殖、転移していきますが
茶カテキンはそれらを抑制する、様々な作用を持っています。
◆2.食中毒予防
・カテキンには細胞が出す毒素にも作用を示すことが分かっています。
『あがり』という言葉を知っていますか?
お寿司屋さんでは『あがり』として最後にお茶が出されます。
・これは食中毒予防からも効果的であると言えますね!
◆3.老化抑制
・体は活動によって活性酸素が発生し、
それが蓄積されることによって老化が促進すると言われています。
カテキンには抗酸化作用があるため、酸化を抑え老化を防ぎます。
また、テアニン(緑茶の旨味成分)には脳内が興奮を伝える
グルタミン酸の過剰な分泌を抑えて、老化の元となるストレスを軽減してくれます。
◆4.肥満予防効果
・カテキンを継続して摂取していると脂肪が燃えやすくなり、
体脂肪が減少することがわかっています。
・カテキンは消費者庁によって
『食後の血中の中性脂肪を抑える食品』として認められ、
特定保健用食品、いわゆるトクホのお茶として販売されています。
ちなみに、茶ポリフェノールも
『虫歯の原因になりにくい食品』として認められています。
・お茶は古くから薬として使われていたそうです。
その効果について研究が始まったのはここ30年くらいのことで、
今や世界中から注目されています。 お茶は、魅力ある食材なんですね!
◆温or冷どちらのお茶が効果的?
・お茶の温度やいれ方、飲み方によって、お茶に含まれる
カテキンの量も変わってきます。
お茶に含まれるカテキンは、温度が高いほど多く浸出すると言われています。
しかし、80度を超える熱いお湯でいれるとカフェインも同時に増えてしまいます。
・カフェインを多く摂取すると、
眠れなくなり夜中に何度も目覚めてしまうということに加え、
カフェインの苦みやカテキンの持つ渋みが増してしまうので
60度くらいの程ほどの温かさのお湯でいれるお茶の方がよさそうです。
◆洗口液コンクールF (緑茶抽出液配合)
・あさざわ歯科医院では、 緑茶成分の配合のコンクールFを
お口の中の虫歯・歯周病菌を殺菌する洗口液の販売はもとより、
歯石取り・クリーニング・外科処置の前に『患者様のうがい』として
利用させていただいております。(後味スッキリのミント味です!)
・いかがでしたか?「【 緑茶パワー】で虫歯&風邪・コロナ知らずに!?」
について理解が深められたでしょうか。
私は今まで緑茶を飲む習慣があまりありませんでしたが、
今回調べてみて、“驚くべきパワー”をたくさん知って、
これから意識的に飲んでいきたいなと思いました!
・1度しか生えない歯を大切にするように身体も大切にしたいですね。
体調を崩してしまったら何もできませんから! 『健康第一』です!
風邪やコロナに負けず、この冬を乗り切りましょう!
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