「一発理解!」インプラントの費用まるわかりガイド ①
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このコラムを書いた人
あさざわ歯科医院院長 浅澤 清隆
あさざわ歯科、院長の浅澤清隆です。
私は地域のかかりつけ医として、
また、日本口腔インプラント学会専門医として、
日本の成人80%以上が罹患しているといわれる歯周疾患に精通し、
地域の皆様のお口の中の健康向上に寄与したいと思っております。
宜しくお願い致します。
みなさん、こんにちは!
越前市、あさざわ歯科 院長 浅澤清隆です。
「一発理解!」 インプラントの費用まるわかりガイドの
第1回目は、「インプラント」にかかる費用」 相場や治療毎の料金、
保険治療の有無やメンテナンスなどのお金に関する様々な疑問に明確にお答えします。
インプラント治療は、術式などが複雑で、分かりにくく皆さんが「 ? 」と思われている
費用や内容について解明していきたいと思います。
参照 : インプラント治療なび クリニックガイドサイト
Q インプラントの相場はいくら ?
A
・少し古いデータですが、全国362医院を対象として行った調査では、
インプラント1本あたりの平均費用は約325,000円(税抜)でした。
約357,500円(税込) (日本インプラントセンター調べ・2014年4月)
しかし、安いものだと15万円前後から、高くて50万円以上まで、クリニックによって大きく異なるのが現状です。
・インプラントを入れたらそれで治療が終わりという訳ではありません!
インプラントの本体、アバットメント、被せ物といった各部位の点検やネジの締まり具合、
噛み合わせの調整、清掃を含めた定期的なメンテナンスやアフターフォローを含めた
トータル費用についても考える必要があります。 (当医院費用4,180円)
◆1本あたりのインプラント費用相場
・インプラントは、主にCTスキャンやレントゲン撮影などの
「検査・診断費用」と「手術費用」の合計額で算出されます。
検査・診断費用は無料~数万円程度のところが多くなっています。
・手術の費用は、インプラントの埋入手術(インプラントとアバットメント)と、
上部構造(歯の部分)の合計額ということになります。
このインプラントや上部構造の材料の違いによっても、かかる費用がかわってきます。
・さらに上顎か下顎か、前歯か奥歯かといった治療部位や
口腔内の状況や顎骨の状態、骨再生の有無によって総額が決定されます。
Q インプラント治療の内訳は ?
A
・インプラントに必要な費用には、本体そのものだけでなく仮歯や上部構造の費用、
また、診断費用や麻酔代、薬代などが含まれます。
これらに加えて、予備治療の治療費が必要になる場合もありますので、しっかりと説明を受けましょう。
・クリニックによっては総額表示ではなく、手術費用のみをホームページなどで記載して、
一見リーズナブルに見せかけ、他にかかる費用は別料金にしているところもあります。
総額でかかる費用や個別料金を、しっかりと明示している歯科医院であれば、
比較する上でも信頼がおけます。
・おおよその金額を以下にまとめます。
◆インプラント費用を構成する内訳
インプラントシステム | 骨に埋め込むネジ状の部材。材料はメーカーによって様々であり、
クオリティいかんで価格がかわってきます。インプラントと上部構造とを 接合するアバットメントと呼ばれる物が費用中に含まれるか、別料金かを確認してください。
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上部構造
(被せ物・人工歯) |
インプラントの上部につく人工の歯です。自然な歯に見えるセラミックや
高強度で審美性が高いジルコニアなどがあり、こちらも材料によって価格の開きがあり、 高品質なものは当然高価になります。
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診察・診断 | インプラント治療を行う前に、必ずレントゲンやCTスキャン撮影による診断があります。
高額な機器を用いたCTスキャン撮影費は、1万円以上するところが多いです。診察・診断に段階で 検査費用がどこまでかかるのかは、必ずドクターに確かめましょう。
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麻酔代 | インプラントの手術は外科的治療となるため、必ず麻酔をかけます。麻酔も局所麻酔だけでなく、
麻酔の専門医がいて、術中の体調管理が必要な全身麻酔、静脈内鎮静法などは数万円かかることもある。
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薬代 | 術後の痛み止めや化膿止めなどの薬を服用することになります。
一般的には、費用に含まれますが、別料金がかかるのであれば、 しっかりとチェックしておきましょう。
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Q 保険は使える ?
A
・インプラントは、基本的に自由診療ですので、保険は適用されません。
ですから、インプラントをする際にかかるお金は、
各歯科医院が独自に定めた費用を支払うことになります。
・ただし、事故などで歯を失った場合、
もし個人で生命保険や傷害保険に加入されていれば、
費用の一部に適応されることもあります。
これはケースによってまちまちなので、
詳細については各保険会社に問い合わせてみてください。
Q メンテナンスにかかる費用は ?
A
・クリニックによって異なりますが、クリーニング・レントゲン費・
調整料を合わせて1回約5,000円~1万円です。
・仮にインプラント生活が20年続くとしたら、
トータルで20万円以上と見積もりましょう。
・インプラント自体のメンテナンスは、治療してくれる歯科医院で行います。
歯科医院によっても異なりますが、平均的に見てみると最初の1年は、
3~4ヶ月に一回程度の割合で、以後は1年に1~2回程度です。
しかし、歯周病のリスクのある患者さまは、年3回~4回(3ヶ月毎)
来院が必要とされます。
◆費用を惜しまないこと! 大切なメンテナンスの話
・せっかく高額な費用を支払ってインプラントを入れたならば、
自分の歯として長く付き合っていきたいもの。
インプラントは入れ歯やブリッジと比べて、 20年以上の長期間
にわたり保つものと言われております。
・ただし、これはきちんと日常的なケアと定期的なメンテナンスをして、
のお話になります。言い換えれば、インプラントを長持ちさせて寿命を
伸ばすコツは、メンテナンス次第ということです。
・日常的なケアは、毎日歯ブラシでしっかりとお口の中の衛生状態を保つこと、
さらにデンタルフロスや歯間ブラシを活用することです。
インプラント歯周炎や歯周病、残存歯の虫歯の予防を日頃から心がけておくことが大切なのです。
◆歯科クリニックでのメンテナンスの内容
☑インプラントにトラブルがないか、歯全体や歯ぐき、粘膜など口の中全体を確認する。
☑レントゲン撮影をして、インプラントを支える顎の骨の状態を確認する。
☑噛み合わせの確認。
☑インプラントを入れた部分や他の歯のクリーニングをして、
インプラント歯周炎や歯周病の予防をします。
インプラントや上部構造には、5年や10年と一定期間の保証が
設けられている医院も多くなっています。
≪ あさざわ歯科医院:【インプラント保証】
下顎骨 10年間 ,上顎骨 5年間
上部構造(被せ物) 3年間 保証 ≫
ただし、この保証を受けるには歯科医院などで、きちんと定期的に
メンテナンスを受けていることが条件になっています。
インプラントと長く付き合って行くためには、定期的なメンテナンスは
欠かすことのないようにしましょう!
- いかがでしたか? 「一発理解!」インプラントの費用まるわかりガイド ①
- について理解が深められたでしょうか。
- 今回は、第1回目として「インプラント」にかかる費用相場や治療毎の料金、
保険治療の有無やメンテナンスなどのお金に関する様々な疑問にお答えしてきました。
次回は、 「保険が適用されなくてもインプラント治療を安くすませる方法」
や 「デンタルローンってなに ?」 などお金にまつわることについてお話します。
- インプラント治療の “決め手” はメンテナンスです!
- あさざわ歯科医院では、
5月から ≪歯科衛生士専用ユニット≫ を設置致しました!
快適な環境でクリーニングやメンテナンスをお受け下さい♪
越前市あさざわ歯科医院、院長の浅澤清隆 でした。
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