どうしてインプラントって治療期間が長いの? 4選
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このコラムを書いた人
あさざわ歯科医院院長 浅澤 清隆
あさざわ歯科、院長の浅澤清隆です。
私は地域のかかりつけ医として、
また、日本口腔インプラント学会専門医として、
日本の成人80%以上が罹患しているといわれる歯周疾患に精通し、
地域の皆様のお口の中の健康向上に寄与したいと思っております。
宜しくお願い致します。
みなさん、こんにちは!越前市、あさざわ歯科 院長 浅澤清隆です。
インプラント治療は、他の治療に比べて時間 ( 治療期間 ) がかかります。
一般的には半年くらいです。 なぜ、そんなに期間が必要なのでしょうか?
今回は、【インプラントの治療期間】 について重要なお話をします。
◆①カウンセリング
- インプラント治療に時間がかかる理由は、
いくつかの段階的なプロセスが必要であるためです。
- まず、最初のステップは詳細な【カウンセリング】です。
歯科医師は患者の歯の状態や全身の健康状態を評価し、
インプラント治療が行えるのかを判断します。
- また、顎の骨の量や質を確認するために
CT撮影3次元的なレントゲン撮影)を行います。
これにより、インプラントの埋入が可能かどうかを
正確に判断することができます。
◆②インプラント1次手術
- 次に、実際の手術が行われます。
- 手術は局所麻酔を使用して行われることが一般的です。
歯科医師は顎の骨にインプラントを埋め込みます。
- 手術には高い技術と経験が必要であり、
慎重な作業が求められます。
- 患者さんの顎の状態(顎骨の大きさ・硬さ)によっては、
より正確性が求められる場合があります。
- その場合、インプラントを治療計画で決めた位置により正確に埋め込む
ためのガイド手術用のマウスピースを個別に作製します。
◆③治癒期間
- 手術後には傷口の治癒を待つ必要があります。
- オッセオインテグレーション(骨統合)と呼ばれる、
インプラントが顎の骨に結合する過程には、
通常3〜6ヶ月の免荷期間が必要とされています。
- インプラント治療に時間がかかる一番の理由は、
このインプラントと顎の骨が結合する期間を
待たないといけないからです。
◆インプラント安定曲線
・ インプラント埋入直後から周囲の既存歯槽骨の吸収
が始まり、同時に周囲に新生骨の添加が起きてくる。
・ 埋入から4週間後に【安定性の谷】と呼ばれる
インプラント固定が一番弱い時期になり、
外部刺激を抑える大事な時期となります。 (危険な時期!)
・ 約2ヶ月経過し、インプラントは、【総合的安定性】を得る
ことができます。
◆④歯冠の製作
- 免荷期間が完了した後、歯科技工士によって
インプラントにかぶせる人工の歯が製作されます。
- 製作される歯は、患者の本来の歯の形状や色調に
合わせて作られます。
- 歯の製作には時間と精密な作業が必要であり、
患者の要望に合った最適な歯冠を作成するには
一定の期間がかかります。
◆まとめ
- 以上のように、インプラント治療には
カウンセリング、手術、オッセオインテグレーション、
歯冠の製作など、複数の段階的なプロセスが含まれています。
- それぞれの段階には患者の状況や治療計画に
合わせた時間が必要です。
- 最近では、治療期間を短くする方法も確立されてきていますが、
条件がそろわないとできない場合があります。
いかがでしたか?
どうしてインプラントって治療期間が長いの?
について理解が深められたでしょうか。
インプラントが顎骨と結合するには、【免荷期間】 といって
安静にする期間が必要です。(通常3~6ヶ月間)
※義歯の装着は、食事や外出の時以外は外して置いて下さい!
インプラント治療無料相談をしています。
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安心されて 快適な環境で定期検診・
クリーニングや治療をお受け下さい ♪
越前市あさざわ歯科医院、院長浅澤清隆でした。
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