60代からのインプラント「適性年齢!」メリット・デメリットは?
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このコラムを書いた人
あさざわ歯科医院院長 浅澤 清隆
あさざわ歯科、院長の浅澤清隆です。
私は地域のかかりつけ医として、
また、日本口腔インプラント学会専門医として、
日本の成人80%以上が罹患しているといわれる歯周疾患に精通し、
地域の皆様のお口の中の健康向上に寄与したいと思っております。
宜しくお願い致します。
◆60代からのインプラント「適性年齢!」メリット・デメリットは?
・みなさん、こんにちは!
越前市、あさざわ歯科院長 浅澤清隆です。
今年は、暑い夏と豪雨が続いていますが、健康な身体を作り元気に過ごしていきたいものです。
そのために本日は、「60代からのインプラント治療」に関する様々な疑問に明確にお答えして、知っておきたい!
インプラント治療が食事や健康に与える影響などについてお伝えしていきたいと思っています。
◆歯が抜けてしまってどの治療法にするか悩んでいるけど
★インプラントは外科手術があるし
★治療費が高いイメージがあるし
★選ぶのに勇気がいるな・・・
とお悩みの60代のあなた
確かに、保険治療のブリッジや入れ歯と比べると、インプラント治療をするのは思い切りが必要かもしれません。
☆ただし、インプラントは老後の健康や食べる楽しみを考えると、選ぶメリットの大きい治療になっています。
「なんとなく大変そうだから・・・」 と敬遠してしまうと、
後々別の問題で後悔することになってしまう可能性が高いのです!
そこで今回は、『日本口腔インプラント学会所属 専門医であり、インプラント施術39年の浅澤清隆』が
【60代のインプラント治療のメリット・デメリット】について正直にお話していきます。
※自分に合う治療法か否かを見極めるために、ぜひ、ご参考にして下さい!
◆目次
1.Qインプラント治療年齢、60代でも問題はない?
2.60代でインプラント治療をする5つのメリット
2–1.健康な他の歯を失うのを防げる
2–2.若い時と同じように食事が楽しめる
2–3.認知症リスクを軽減できる
2–4.おしゃべりを違和感なく楽しめる
2–5.若々しい顔の印象を保てる
3.60代でインプラント治療をする4つのデメリット
3–1.治療後の積極的なお手入れが必要
3–2.顎の骨が少ないと対応できる歯医者が減る
3–3.持病があると、リスクが高まる
3–4.保険適応に比べて治療費や期間がかかる
4.60代のインプラント治療の体験談
◆1.Qインプラント治療年齢、60代でも問題はない?
A.もちろん60代でもインプラント治療は可能です。
むしろ、インプラントを選択した患者様の年代分布をみると、
①65~69歳
②70~74歳
③75~79歳
の順で、中高年の方が1番多いことが分かります。
これは50代以降から日本人1人あたりの歯を失う本数が急激に増えていく結果が
大きく関係していると考えられるでしょう。
◆60代でインプラント治療をする5つのメリット
・☆60代でインプラント治療をするメリットは、
☑ 健康な他の歯を失うのを防げる
☑ 若い時と同じように食事が楽しめる
☑ 認知症リスクを軽減できる
☑ おしゃべりを違和感なく楽しめる
☑ 若々しいお顔の印象を保てる の5つです。
どういうことか詳しくご説明していきますね!
◆2–1.健康な他の歯を失うのを防げる
☆歯を失うのを防いで総入れ歯になるのを食い止めたい方には、インプラント治療を検討するメリットがあると言えます。
なぜなら、インプラントはブリッジや入れ歯と違い、自分の歯と同じように顎の骨を土台にして自立する人工歯なので、
周囲の歯に負担をかけることはなく、噛む力を維持できるからです。
× 一方、ブリッジや入れ歯は周囲の歯を支えにして、歯のない部分を補うため、
・健康な歯を削って、もろくしたり
・周囲の歯に強い負担をかけたり
・歯を支える顎の骨を減らしてしまったり
するため、長期的なお口の健康や寿命を考えるとデメリットが大きくなっています。
◆2–2.若い時と同じように食事が楽しめる
☆老後もよく噛んで食事を楽しみたいという方は、インプラント治療を検討してみる価値があります。
なぜなら、自分の歯と同じように顎の骨を土台にするインプラントは、歯ごたえがある食材でもしっかり噛んで食べられるからです。
×一方ブリッジは、周囲の歯を土台に噛む力を補っているので、全ての歯が健康であるうちは良いのですが、
両隣の歯がもろくなってくると、硬い食材を噛むのは難しくなります。
×入れ歯は取り外し式であることから、
・入れ歯と歯ぐきの間に細かい食材が入ったり
・入れ歯が歯ぐきに当って痛みが出たり
してしまう影響で噛む動作への安定感が低くなってしまいます。
◆2–3.認知症リスクを軽減できる
☆噛む動作や回数と深く関わりのある【認知症のリスク】を軽減したい場合には、
よく噛めるインプラント治療を選ぶメリットが大きいでしょう。
×なぜなら、歯を失い噛む力が弱まると、【認知症の発症リスク】は最大 1,9 倍まで増えるからです。
これは、歯が抜けたまま放置していた人のデータなので、
入れ歯やブリッジでしっかり噛めていればリスクは下がります。
〇ただし、インプラントは入れ歯やブリッジに比べるとしっかりと噛める治療なので、
よく噛んで健康を維持したい方には、よりオススメできるのです。
◆2–4.おしゃべりを違和感なく楽しめる
☆おしゃべりを違和感なく楽しみたい方も、インプラントを選ぶメリットが大きいでしょう。
なぜなら、インプラントは独立した人工歯のため違和感が少ないと感じる人が多いからです。
さらに、入れ歯のように
・ガタついたり
・歯と歯ぐきの間にすき間があいたり
・舌に入れ歯が当ったり
しないので、なめらかに発音ができます。
◆2–5.若々しい顔の印象を保てる
☆インプラントは若々しいお顔の印象を保つのにも、オススメな治療法でしょう。
なぜなら、周囲の歯や顎の骨に継続してダメージを与えることがなく、適度な噛む刺激を骨に伝えるため、
・歯茎が退縮したり ・やせ細ったりする のを防げるからです。
さらに、よく噛んで食事ができるので、表情筋が衰えにくく、
⇒ たるみやシワができる
⇒ 頬がこける
などの影響でお顔が老けた印象になるのも予防できます。
◆3.60代でインプラントをする4つのデメリット
60代でインプラント治療をするデメリットは、
☑ 治療後の積極的なお手入れが必要
☑ 顎の骨が少ないと対応できる歯医者が減る
☑ 持病があると、リスクが高まる
☑ 保険適応に比べて、治療費や治療期間がかかる の4つです。
一つひとつどんな問題があるのか、ご説明していきますね!
◆3–1.治療後の積極的なお手入れが必要
☆インプラントは、治療後にインプラント歯周炎と呼ばれる歯周病のような病気を防ぐために、
・自宅でのお手入れ ・メンテナンス(歯医者の定期検診)
の2つを積極的に取り組む必要があります。
なぜなら、お口の衛生管理を怠ると、インプラントを支える骨が減少して
インプラントの安定がなくなったりしてしまうケースがあるからです。
では、「入れ歯やブリッジであればお手入れが必要なくなるのか?」といえばそうではありません。
そもそも、中高年の方は、歯を失うリスクが高くなっているので、健康な歯も人工歯もすべて
⇒ 歯磨き , ⇒ 歯間ブラシ
⇒ フロス , ⇒ タフトブラシ
⇒ 歯医者でのクリーニング(PMTC)
などでお口の中を清潔な状態にしておく必要があります。
・入れ歯であっても同じで、残りの歯は、お手入れしなければならないのです。
◆3–2.顎の骨が少ないと対応できる歯医者が減る
☆60代の方は、若い頃に比べて顎の骨の量が減っているケースが多いです。
その場合、症状に合わせて
・骨造成 (こつぞうせい)
・骨移植 (こついしょく) といった骨を増やす手術を行う必要性も高くなるのです。
つまり、インプラントへの専門性が高い治療ができる歯医者を探さなければなりません。
ただし、顎の骨が減っていない場合であっても、最初からインプラントを積極的に行っている歯医者をオススメします。
なぜなら、精度が高い治療が出来る歯科医師の元でインプラントを入れたほうが長持ちするからです。
◆3–3.持病があると、リスクが高まる
・年齢を重ねると、相対的に持病を抱える割合も増えます。特に
・糖尿病
・高血圧症
・心疾患
・骨粗しょう症
の方は、適切に対応しないとインプラント治療のリスクが高まるので注意が必要でしょう。
※仮に持病があっても、内科医と連携することで適切なインプラント治療を行えます。
詳しくは担当医と相談しましょう!
◆3–4.保険適応に比べて治療費や期間がかかる
・インプラントは自費治療のため、保険適応の治療に比べると治療費が高くなります。
また、治療期間についても、顎の骨とインプラントをしっかり定着させるために時間がかかりやすいです。
ただし、保険適応のものより、質が良く長期間使える可能性が高くなっています。
何度も再治療をする必要がないので、長期的に見ると患者様への負担は少ないと言えるでしょう。
◆4.60代のインプラント治療の体験談
◆最後に
・いかがでしたか?60代からのインプラント「適性年齢!」メリット・デメリットは?について理解が深められたでしょうか。
60代のインプラント治療を受けた感想としては思った以上に
「違和感がない」「噛みごこちが良い」「天然歯と見た目が変わらない」と感じておられる方が多くなっているようです。
・『日本口腔インプラント学会所属 専門医、インプラント施術39年の浅澤清隆』がお伝えしました。
ご参考にして下さい!
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快適な環境でクリーニングやメンテナンスをお受け下さい♪
越前市あさざわ歯科医院、院長の浅澤清隆 でした。
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