インプラントを10年以上長持ちさせる!寿命を縮める原因は?
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このコラムを書いた人

あさざわ歯科医院院長 浅澤 清隆
あさざわ歯科、院長の浅澤清隆です。
私は地域のかかりつけ医として、
また、日本口腔インプラント学会専門医として、
日本の成人80%以上が罹患しているといわれる歯周疾患に精通し、
地域の皆様のお口の中の健康向上に寄与したいと思っております。
宜しくお願い致します。
◆インプラントを10年以上長持ちさせる!
寿命を縮める原因は?
こんにちは
越前市・あさざわ歯科医院 院長の浅澤清隆です!
歯周病や事故などのトラブルで歯を失ってしまい、
インプラントを歯医者で提案された方も
いるのではないでしょうか。
しかし、せっかくインプラントをするなら、
寿命を長く保ちたいですよね。
そこで今回は 、『 インプラントを長持ちさせる
方法や寿命を縮める原因』 について解説します。
◆インプラントを長持ちさせる方法や
寿命を縮める原因
≪ 目次 ≫
① インプラントを長持ちさせる方法や寿命を縮める原因
・インプラントの平均寿命 : 10年後生存率98.8%
・寿命を縮める要因 : インプラント周囲炎、喫煙、
歯ぎしりや噛み合わせの偏り
・ブリッジや入れ歯との比較
・寿命を長く保つポイント
② ブリッジや入れ歯の寿命との比較
③ インプラントの寿命を長く保つ4つのポイント
・定期メンテナンスを行う ・毎日のケア
・慎重な歯科医院選び ・全身の健康管理
④ まずは気軽に歯科医院へ相談してください!
◆インプラントを10年以上長持ちさせる!
寿命を縮める原因は?
歯周病や事故などのトラブルで歯を失ってしまい、
インプラントを歯医者で提案された方
もいるのではないでしょうか。
しかし、インプラント治療には費用もかかるため、
どれくらい持つのか気になる方も多いと思います。
- インプラントの平均寿命
- 寿命を縮める要因
- ブリッジや入れ歯との比較
- 寿命を長く保つポイント
を解説します。
インプラント治療を検討している方、
寿命が気になる方は、
ぜひ参考にしてください!
◆インプラントの平均寿命は
インプラントの平均的な寿命には個人差がありますが、
上顎の場合90% 、下顎の場合は95%の確率で、
10年持つと言われています。
世界でも有数なインプラントメーカーによる実験では、
10年後のインプラント生存率は98.8% です。
ただし、これはしっかりと定期的な
【メンテナンス】を行った場合です。
【メンテナンス】を怠ると、すぐに
抜けてしまう可能性もあります。
また、生活習慣に問題があったり、
噛み合わせが悪かったりすると、
10年持たない可能性もあります。
◆インプラントの寿命を縮める
可能性がある要因
それでは、どのようなことが要因で
インプラントの寿命を縮めてしまうのでしょうか。
寿命を縮める可能性がある、具体的な
3つの要因をご紹介します。
□ 1.インプラント周囲炎
□ 2.喫煙
□ 3.歯ぎしりや噛み合わせの偏り
◆【寿命を縮める要因1】
インプラント周囲炎
口内が清潔でないと、【インプラント周囲炎】
になる場合があります。
【インプラント周囲炎】とは、歯周病のような病気。
インプラントの結合部分に歯垢(プラーク)が溜まるなどして、
周囲の組織が細菌感染してしまうものです。
周辺の組織が感染することにより、
歯ぐきやインプラントを支える骨が破壊
される場合があります。
さらにインプラントがぐらついたり
抜け落ちたりする可能性が高くなります。
◆【寿命を縮める要因2】
喫煙
喫煙をしていると、粘膜に炎症が起こりやすく、
手術した部分が治りにくい可能性があります。
ですので、そもそものインプラント治療の
成功率も低い傾向にあるのです。
喫煙の影響はそれだけではありません。
【インプラント歯周炎】になる確率が高くなったり、
ンプラントが骨に定着しにくくなったりすることもあります。
これらも寿命を縮める要因です。
◆【要因3】 歯ぎしりや
噛みあわせの偏り
インプラントの寿命を縮める要因として、
【歯ぎしり】や【噛み合わせの偏り】
なども挙げられます。
【歯ぎしり】や【噛み合わせの偏り】があると、
歯にかかる負荷が強くなったり、
1箇所に集中したりして、
インプラントを緩める可能性
があるのです。
また、強い力がかかると
【インプラント歯周炎】を悪化させる
可能性もあります。
◆ブリッジや入れ歯の
寿命との比較
何らかのトラブルにより歯を失ってしまった場合、
インプラント以外にも、ブリッジや入れ歯で
補うことが可能です。
インプラントとその他の方法で、
寿命に差があるか気になりますよね。
基本的には、
インプラント > ブリッジ > 入れ歯
という順で寿命が長い傾向にあります。
【ブリッジ】の場合は、
周囲の歯を削るため、寿命が短くなる
可能性があります。
◆ブリッジや入れ歯の
寿命との比較
また、【ブリッジ】の場合は、被せている部分に
歯ブラシを当てにくいので、歯垢が溜まりやすいです
うまく歯磨きができないと虫歯や歯周病が進行し、
土台が安定しなくなってしまいます。
結果として、長持ちさせることが困難な場合があるのです。
【入れ歯】の場合は、個人差が大きく、
によってはすぐに壊れてしまうこともあります。
噛みグセにより入れ歯への負担が偏ってしまったり、
口内の状況が変化したりすることで寿命が短く
なってしまうことが多いです。
◆インプラントの寿命を長く保つ
4つのポイント
では次に、どうしたらインプラントを
長持ちさせることができるのでしょうか。
インプラントの寿命を長く保つポイントを
4つご紹介します。
□ 1.定期メンテナンスを行う
□ 2.毎日のケア
□ 3.慎重な歯科医院選び
□ 4.全身の健康管理
◆【長持ちインプラント】
1.定期メンテナンスを行う
インプラント治療後は、トラブルがなくても
定期的にメンテナンスを受けることが必要です!
【定期メンテナンス】は、
口腔内の清掃とトラブルの早期発見を目的に行います。
口腔内を清潔にすることや、インプラントの状態を
確認することができるので、
寿命を長く保ちやすくすることが可能です!
◆【長持ちインプラント】
2.毎日のケア
毎日のケアも寿命を長く保つためのポイント。
【インプラント歯周炎】など、
口腔内のトラブルを防ぐためにも、
日々の歯磨きが大切です!
デンタルフロスなども利用すると、
さらに病気のリスクを低くすることができます。
毎日ケアすることで、インプラントの寿命を
長く保てる可能性が高くなりますし、周りの歯の健康にも繋がります。
◆【長持ちインプラント】
3.慎重な歯科医院選び
インプラントの寿命には、
歯科医院の技術も影響します!
CT撮影など丁寧な術前検査を行い、
インプラントを埋めるポジションや
噛み合わせのバランスが良いと、
寿命も縮めずに済む可能性があるのです。
逆に、技術や経験が浅く悪い噛み合わせになり、
インプラントが緩んでしまうことも。
他の歯にも負担がかかるリスクもあり、
寿命が縮まってしまう場合もあります。
歯科医院により扱うインプラントメーカーも違うので、
インプラント治療を受ける際は、信頼と実績のある
越前市あさざわ歯科医院をお選び下さい!
◆【長持ちインプラント】
4.全身の健康管理
実は、【全身の健康管理】もインプラントの寿命
を長く保つポイントです。
糖尿病や骨粗鬆症などは、
【インプラント歯周炎】を悪化させる可能性があります。
喫煙している人も、免疫力を下げるリスクファクターです。
禁煙を含めた健康管理が、インプラントの寿命を
長く保つことにも繋がります。
インプラントをきっかけに自身の健康と
向き合うことで、早期の病気の発見や、
トラブルの改善に繋がることもあるでしょう。
◆まずは気軽に歯科医院へ相談してください
インプラントは10年後も90%の確率で
生存する治療法ですが、やはり個人差があります。
インプラントしたいけど自分に合うか不安だなと感じる方や、
インプラント治療を考えている方は、
まずは気軽に歯科医院へ相談しましょう。
大切な歯のことなので、事前に詳しく説明を聞いてから、
納得いく上で治療を行うのが良いですね
※越前市あさざわ歯科では、インプラント無料診断を行っています。
(CTスキャン撮影は有料)お悩みを解決します!
◆最後に
いかがでしたか?
インプラントを10年以上長持ちさせる!
寿命を縮める原因は?について理解が深められたでしょうか。
インプラントしたいけど自分に合うか不安だなと感じる方や、
インプラント治療を考えている方は、
まずは気軽に歯科医院へ相談しましょう。
『日本口腔インプラント学会 認定専門医、
インプラント施術40年の浅澤清隆』 が
お伝えしました。ご参考にして下さい!
快適な環境でクリーニングやメンテナンスをお受け下さい♪
越前市あさざわ歯科医院、院長の浅澤清隆 でした。
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