≪小児歯科≫ 子どもに歯みがき習慣をつけるコツ お答えします!
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このコラムを書いた人

受付 RY
あさざわ歯科、受付のRYです。
栄養士免許を保有しております。
患者様一人ひとり、小さなお子さまにも安心して頂けるようにより確実な知識(食生活の指導など)を持って発信していきます。
どうぞ宜しくお願い致します。
◆子どもの歯みがき Q&A お答えします!
こんにちは! 越前市のあさざわ歯科医院、受付のR Yです。
子育てがんばってますか。
今日は、子どもの歯みがきについての疑問にお答えします。
①子どもは何歳ぐらいから歯をみがかせればいいのですか ?
②むし歯になりやすいところは ?
③あやまってハミガキを飲み込んでも大丈夫ですか ?
A1 むし歯を作らないためには、乳歯が生え始めた時からみがくことが大切です。
・歯の清掃は、赤ちゃんの口の中に歯が見えてきたらすぐに始めましょう。
前歯が2本程度のうちは、清潔なガーゼで汚れをふき取ってあげると良いでしょう。
ものを口にもっていく習慣のある6ヶ月頃のうちに、
ハブラシを口に入れるのを嫌がらない癖をつけることも良いことです。
8ヶ月頃になって歯が生え揃ってきたら幼児用のハブラシでみがいてあげましょう。
・親がみがいてあげる時は、寝かせて、膝で頭をはさむようにして後ろから磨きます。(寝かせ磨き)
毎食後必ず磨いてあげましょう。
自分で磨けるようになってからも親が後ろで口の中を点検し、
ハブラシの届いていない所を磨き直してあげましょう。
鏡を見ながら磨かせる等の工夫も必要です。
・1~3歳ぐらいの子どもが自分で歯を磨く際、
ハブラシを口にくわえたまま歩き回ったり、遊んだりすると、
転んでのどを突いてけがをすることがあるため、家族の方が付き添って安全にご配慮ください。
A2 むし歯は、歯垢や食べカスの汚れのたまりやすいところに発生します。
・特に
①歯と歯の間、
②歯と歯ぐきの境目、
③奥歯の咬み合わせの溝 にはむし歯が多く見られます。
また、5歳から6歳にかけて生えてくる最初の永久歯である第1大臼歯(6歳臼歯)は、
乳歯列の一番奥に生え、前からは見えにくく、
完全に生えるまで時間 (1年~1年半) もかかるために磨き残しが多くなり、
特にむし歯になりやすい歯ですので十分な注意が必要です。
A3 誤飲した時の安全性は確認されていますが本来は吐き出すべきものです。
・ハミガキには、薬機法に基づいて厚生労働省に承認・認可された成分だけが使用され、
誤飲したときの安全性については健康には影響のないことが確認されています。
しかし、本来は使用後に吐き出されるべきものですから、
すぐに吐き出し、口をすすいでください。
・子どもの歯(乳歯)や生え始めの永久歯(幼弱永久歯)の
表面のエナメル質はまだ未完成で完成には3年間かかるといわれ、
むし歯になりやすい時期です。
フッ素の洗口剤やフッ素塗布・フッ素配合のハミガキ剤を
活用して丈夫な歯に育てましょう。
◆生まれたての歯には危険がいっぱい!
ずーっと使っていく大切な永久歯ですが、
生まれたての歯には危険がいっぱいなんです!
①エナメル質の厚さが薄い
大人の歯は分厚くて硬いエナメル質に守られていますが、
生まれたての歯は薄いのです!
だからすぐにむし歯になってしまいます。
②石灰化度が低い
大人の歯はご飯を食べて歯がとけても、石灰化という作用で少し戻してくれます。
ですが生まれたての歯はその力が弱いのです。
ずーっと使っていく大切な永久歯ですが、
生まれたての歯には危険がいっぱいなんです!
③溝が深い
生まれたての歯は小窩裂溝という溝が深いので
そこにむし歯ができやすくなります。
④うまく歯みがきができない
小さなお子さんは細かいところまで汚れがとれていないことがほとんど!
きちんと大人方が仕上げみがきしてあげないとむし歯はすぐにできてしまいます。
◆まとめ
・お子さまのお口の中の状態は、様々です。
今回は、歯みがきやフッ素ハミガキ剤についての疑問にお答えしました。
他にご質問や不安なことがあれば、どんな小さなことでも、
あさざわ歯科医院にお気軽にご相談にいらしてください。
・あさざわ歯科医院では、“予防”を重視しており、
お子さまのための予防歯科や治療完了後の定期健診を行っています。
お子さまの将来のために、小さな頃からいっしょに予防に取り組んでいきませんか!
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