えっ!? 放置しておくと怖い? 大人の虫歯
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このコラムを書いた人
あさざわ歯科医院 受付 R Y
あさざわ歯科、受付の R Y です。栄養士免許を保有しております。
患者様一人ひとり、小さなお子さまにも安心していただけるように
より確実な知識(食生活の指導など)を持って発信していきます。
どうぞ宜しくお願い致します。
◆えっ!? 放置しておくと怖い? 大人の虫歯
こんにちは!
越前市あさざわ歯科医院、受付のR Yです♪
なんだかこの頃、歯が茶色くなってきたなー。
でも痛くないから放置。
歯医者はコワイから、行くのはいやだし。
まあ、総入れ歯にはなりたくないから、
歯の手入れはした方がいいと思うんだけど・・・。
そこで今回は、そんなあなたに
『放置しておくと怖い! 大人の虫歯』
について書いていきます。
◆大人の虫歯は痛みが出にくい
「歯医者に行くのは、歯が痛くなった時だけ!」という人も多いのでは。
実は、大人の虫歯は、痛みがないままに進行する
ことを知っていますか?
子供の虫歯と大人の虫歯は、できる過程が違います。
子供の虫歯は痛みが出やすかったり、
急に歯に穴が空いて歯医者に行かざるをえない状況に。
しかし、子供の虫歯は、
近年フッ素の利用でどんどん減っているのです。
一方、大人の虫歯は、痛みが出にくく、
自覚がないまま進行するため、治療が遅れがち。
そんな大人の虫歯について日は、お話しします。
◆歯と歯ぐきの境目が要注意!
大人の虫歯は、子供とは違うところが多くあります。
まず虫歯ができやすい場所は、歯と歯ぐきの境目。
というのも、歯周病や加齢によって、
歯ぐきの位置が下がってくるためです。
歯は本来、硬い「エナメル質」でおおわれていますが、
歯ぐきが下がって露出する部分は、
やわらかい「セメント質」や「象牙質」でできています。
そのため虫歯になりやすいのです。
歯のくいしばり癖がある人や、歯ぎしりをする人は要注意。
圧力で、歯と歯ぐきの境目が壊れて、
歯ぐきの根元が露出し、虫歯になりやすくなるからです。
また子供の頃、治療をした歯の詰め物の間から虫歯ができることも。
歯と金属のわずかな境目から虫歯ができたり、
虫歯の悪いところがとりきれておらずに菌が繁殖したり。
ガムなどを噛んでいるとき詰め物がポロッと取れて、
中が見えた時には虫歯が進んでいるということもあります。
さらに、詰め物がとれたところは、
やわらかい象牙質なのでどんどん虫歯が進行します。
詰め物が取れたら、
痛みがなくてもすぐに歯医者で治療しましょう!
◆“広くて浅い” のが大人の虫歯
大人の虫歯の特徴は ‟広く浅い“ こと。
この状態を 「慢性 (まんせい) う蝕 (しょく) 」 といい、
歯は茶色っぽかったり、黄ばんだ感じになります。
しかし、削ってみるとさほど深くなく、
浅く広範囲に広がって歯を弱めていきます。
浅いため、神経まで到達せず、痛みを感じる
ことは少ない傾向があります。
だから、気づきにくいのが大人の虫歯なのです。
また、ひどい虫歯の治療のため、すでに神経を取っている場合、
虫歯が進んでも痛みはでません。
そのため、どんどん虫歯が進行し、
あるとき急にポキッと歯が折れる、ということもあります。
◆大人の虫歯になりやすい人 チェック
口の状態や歯の手入れ方法の違いで、虫歯のできやすい、
できにくいがわかります。
大人虫歯になりやすいかどうか、
下記のリストでチェックしてみましょう。
□ 朝起きたとき、口が渇いている感じがする
□ 唇が、かさつきやすい
□ いびきをよくかく
□ 歯の表面が茶色くなりやすい
□ たばこを吸う
□ 甘いものなど、間食を良く食べる
□ スポーツドリンクや清涼飲料水を良く飲む
□ 歯みがきにフロス・歯間ブラシを使っていない
□ 寝る前に歯を磨かないことがよくある
◆これが大人の虫歯になりやすい人
チェックが1つでもついた人は、大人虫歯になりやすい人です。
口呼吸していると、口内が乾きます。
唾液は口の中をきれいにする役割があるので、
口呼吸で乾燥した口内は虫歯ができやすい状態に。
唾液で歯をきれいにできないので、
歯が茶色く着色しやすくなる傾向があります。
そして、いびきをかく人も口呼吸になっています。
また、スポーツドリンクは体にいいイメージですが、糖分が高いのが問題です。
「歯が出てこない」という子どもの歯を診察したところ、
スポーツドリンクばかり飲んでいたため、
糖分が原因で歯が溶けてしまったという事例もあるため、要注意です。
◆歯の磨き方には2通りある
大人になると、虫歯より歯周病対策と言われますが、
実は、虫歯対策と歯周病対策では歯の磨き方が違います。
虫歯対策なら、歯の表面をしっかり磨くのが重要です。
歯並びが悪くデコボコしていたり、
段差があるところはしっかりと。
また大人虫歯ができやすい、歯と歯の間を重点的に磨きましょう。
一方、歯周病では、歯と歯ぐきの間を丁寧に磨くことが必要です。
この両方をしないと、虫歯も歯周病も防げません。
食後は、虫歯対策として歯の表面を磨く。
そして、夜寝る前には、テレビでも見ながら、
歯ぐきの周りを 10~20分 くらいじっくりと磨くのがおススメです!
◆歯ブラシの力は軽く
歯ブラシは力を入れすぎないよう、
握るのでなく、ペンを持つ形で軽く持ちましょう。
力の入れ具合は150gが理想です。
歯ブラシを手に持ち、いつも歯を磨くときくらいの力の入れ具合で、
台所用のスケールを抑えてみてください。
メモリの重さが200gを上回っていたら、
力が入り過ぎということです。
また、聞き手が右手の場合、左はそのままで磨けますが、
右側は磨きにくいので、持ち方を変えましょう。
◆「親知らず」は口を横に開いて磨く
「親知らず」の部分は、歯の奥で磨き残しやすい部位。
奥の歯を磨く時は、大きく口を開ける、と思いがちですが、
奥歯を磨くときは口をタテに開くのでなく、むしろ口を閉じる感じで、
横にギュッと頬っぺを開くのがポイントです。
奥の歯が磨きやすくなります。
◆20歳すぎたらフロスを使おう
歯ブラシの選び方は、ふだんは「ふつう」の硬さで。
夜寝る前に、時間をかけて歯と歯ぐきの間をキレイにするときは、
歯を傷つけないように「やわらかめ」を使うのがよいでしょう。
また、歯ブラシだけで歯をキレイにするのは難しいと心得て。
歯と歯の間をキレイにするため、
20歳過ぎたらフロスを使う習慣をつけて。
そして歯周病が気になる年齢になったら
歯間ブラシで歯と歯ぐきのすき間をキレイにしましょう。
ここにつまったものが、歯周病の原因となるからです。
◆歯みがきは1日5回がベスト
歯を磨くのは、1日5回がベストです。
朝起きたとき、 3食後、 夜寝る前。
朝起きたときに磨くのは、寝起きは口内に
「便に含まれているのと同じ」というくらい大量の菌が発生しているため。
そして、菌が発生する前の寝る前もしっかりと。
5回が難しい場合は、朝起きたときは口をしっかりすすぐ。
また、夜を1回にするなら、もうこの後は何も食べない、
お茶も飲まないというタイミングで、時間をかけて磨きましょう。
◆就寝時の口呼吸には
また、夜寝るとき、口呼吸になってしまったりいびきをかく人は、
鼻呼吸に導くためのテープを使ったり、
マスクをして寝ると口内の乾燥を防げます。
◆最後に
いかがでしたか?
えっ!? 放置しておくと怖い? 大人の虫歯
について理解が深められたでしょうか。
大人の虫歯の特徴を理解して、2つのみがき方を行って下さい。
歯みがきも習慣づけが大切です。
今夜は、録画をしたドラマなどを見ながら、
じっくりと歯みがきをしてみて下さいね ♡
“予防”を重視しており、あさざわ歯科は、
≪ 歯科衛生士専用ケアユニット ≫ を設置して、
患者さまのお声をお聞きしております。
快適な環境でクリーニングやメンテナンスをお受け下さい♪
越前市あさざわ歯科医院、歯科受付のRYでした。
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