歯周病は年齢に関わらず発症する? 原因や予防法を解説
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このコラムを書いた人

歯科衛生士 M T
あさざわ歯科、歯科衛生士の M T です。
一人でも多くの方が、健康的な歯で幸せな生活を送れるよう治療に対する不安や恐怖を和らげ、安心して治療を受けて頂くために、日々勉強をしていきたいと思っておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
歯周病は年齢に関わらず発症する?
原因や予防法を解説
こんにちは!越前市あさざわ歯科医院、
歯科衛生士のMTです。
「歯周病に年齢は関係あるのか」
「子供でも歯周病になるのだろうか」
「歳をとると歯周病になってしまうのか」
このような疑問を抱えている方が
多いのではないでしょうか。
そこで今回は、 『歯周病は年齢に
関わらず発症する?』について
解説して行きたいと思います。
◆歯周病は年齢に関わらず発症する?
原因や予防法を解説
≪歯周病は年齢に関わらず発症します≫
年齢が増えると唾液の分泌量が減るなどの原因で
歯周ポケットが4mm以上の人が増えています。
年齢に関わらず、歯周病ケアをしっかり行う
ことが大切です。
今回は、歯周病の年齢に関わる以下の
ポイントを解説しています。
・歯周病の年齢について
・歯周病の症状
・原因・治療法
詳しく解説しますので、参考にしてください。
◆歯周病は年齢に関わらず発症する
≪ 目次 ≫
① 歯周病は年齢に関わらず発症する 子供は歯肉炎
② 歯周病患者が多い年齢は
③ 子供の年齢で発症する歯周病
④ 歯周病を段階ごとに解説【年齢に関わらず注意】
・歯肉炎 ・軽度歯周炎
・中度歯槽膿漏 ・歯槽膿漏
⑤ 歯周病の原因 4選
・歯垢が取れていない ・口腔環境が悪い
・生活習慣が乱れている ・加齢
⑥ 歯周病の治療法
⑦ 歯周病の予防法
⑧ 歯周病は年齢に関わらず発症する まとめ
歯周病は年齢に関わらず発症します。
歯周病の原因は歯周病菌です。
歯周病菌は歯周ポケットある場合に
繁殖しやすいので年齢が増加して
歯周ポケットが広がりやすくなると、
歯周病になりやすくなります。
子供の場合、発症する歯周病は
歯ぐきに炎症が起こる歯肉炎です。
◆歯周病患者が多い年齢は
歯周病患者は、高齢者に多いです。
厚生労働省の調査によると、
45歳以上になると、半数以上の人が
歯周ポケット4mm以上となっています。
45歳以上になると、歯周病が
発生しやすくなると言えるでしょう。
加齢で発症しているわけではありませんが、
特に女性の場合は40代になって
女性ホルモンが減少すると、
唾液の分泌量が落ちて歯周病リスクが高まります。
◆子供の年齢で発症する歯周病
子供が発症する可能性がある
歯周病は以下の4つです。
□ 1.不潔性歯肉炎
□ 2.萌出性歯肉炎
□ 3.思春期性歯肉炎
□ 4.若年性歯周炎
主な原因は歯垢です。 しかし、
ホルモンバランスや歯槽骨の吸収など、
子ども特有の原因で発症することもあるので、
子供の頃から定期検診に行き
重症化する前に治療しましょう!
◆歯周病を段階ごとに解説
【年齢に関わらず注意】
段階ごとの歯周病の症状は
以下の通りです。
□ 1.歯肉炎
□ 2.軽度歯周炎
□ 3.中度歯槽膿漏
□ 4.歯槽膿漏
それぞれ解説します。
◆【段階1】 歯肉炎
歯肉炎は、歯周ポケットが
2〜3mmの状態です。
歯ぐきが赤く腫れたり、硬いものを
噛むと出血したりする症状があります。
自覚症状が少ないので、気づかないまま
悪化してしまいやすいです。
ブラッシングを丁寧に行うことで
症状を改善できます。
◆【段階2】 軽度歯周炎
軽度歯周炎は、
歯周ポケットが3〜4mmの状態です。
軽い出血があったり、歯肉が軽く
腫れたりする症状があります。
軽度歯周炎はそこまで痛みがない
場合が多く、自分では気付きにくいです。
ブラッシングを行い、必要に応じて
歯周ポケットの歯石を除去することで
症状が改善されます。
◆【段階3】 中度歯槽膿漏
中度歯槽膿漏は
歯周ポケットが4〜7mmの状態です。
歯槽骨が半分以上溶けており、
歯ぐきが腫れたり、口臭がひどく
なったりするという症状があります。
歯周ポケットの歯石を除去することで、
症状が改善されます。
症状がひどい場合は、
歯ぐきを切開して歯石を除去します。
◆【段階4】 歯槽膿漏
歯槽膿漏は、歯周ポケットが
6mm以上の深さになり、
歯槽骨が3分の2以上
溶けている状態です。
歯がぐらついたり、出血が激し
かったりするという症状があります。
放置すると歯が自然と抜け落ちてしまうので、
早めに治療を行う必要があります。
歯石を除去して改善されなければ、
外科的な治療を行います。
◆歯周病の原因 4選
歯周病の原因は以下の4つです。
□ 1、歯垢が取れていない
□ 2.口内環境が悪い
□ 3.生活習慣が乱れている
□ 4.加齢によって 抵抗力が落ちている
それぞれ解説します。
◆【原因 1】 歯垢が取れていない
歯垢が取れていないと、
歯周病が発症しやすいです。
歯垢は口内細菌の塊なので、
放置すると炎症を起こして
歯周病を引き起こします。
口内ケアをしっかり行い
歯垢を取り除きましょう!
◆【原因 2】 口内環境が悪い
口内環境が悪いと歯周病が
発症しやすいです。
歯並びが悪い方は、歯垢が残りやすいので、
歯周病になりやすいです。
また、口呼吸などが原因で
唾液が少ない方は、歯周病菌
が増えやすくなります。
癖などが原因の場合はなるべく早く改善しましょう!
体質などが原因の場合は、歯科医師に相談して
正しく治療を行うことをおすすめします。
◆【原因 3】 生活習慣が乱れている
生活習慣が乱れている方は歯周病
になりやすいので気をつけましょう。
ストレスが溜まっていたり、
寝不足などの不規則な生活
を続けていたりすると免疫力
が弱まり、細菌感染が起きやすいです。
不規則な生活を送っている方は、
症状が悪化する前に改善するようにしましょう。
◆【原因 4】 加齢によって
抵抗力が落ちている
加齢によって抵抗力が落ちることでも、
歯周病になりやすくなります。
年齢を重ねてしまうと、自覚症状も
感じにくいので、定期的に歯科医院
で診てもらうようにしましょう。
また、女性は40代を超えると
ホルモンの分泌量が減ってしまい、
口内が乾きやすくなります。
歯周病菌が増えやすい環境になってしまうので、
口内ケアを念入りに行いましょう!
◆歯周病の治療法
歯周病になったら、症状に合わせて
以下の治療法を行います。
・ブラッシング指導歯垢
・歯石を除去する
・外科手術
軽症であれば、ブラッシングを改善する
だけで治療が済むことがあります。
しかし、重症化してしまうと、
大掛かりな手術が必要です。
歯周病の症状を感じたら、
早めに歯科医院へいきましょう!
◆歯周病の予防法
歯周病は以下の方法で予防できます。
・歯磨きの習慣を改善する
・歯科医院へ定期検診に行く
それぞれ解説します。
◆【予防法 1】 歯磨きの習慣を改善する
歯磨きの習慣を改善することで、
歯周病を予防できます。
ブラッシングを丁寧に行ったり、
10分以上磨いたりすることで、
歯垢をしっかり取り除けます。
歯と歯の隙間などのブラシが
届きにくいところは、
歯間ブラシなどのデンタル補助グッズを
使って歯垢を取り除きましょう!
◆【予防法 2】 歯科医院へ定期検査に行く
歯科医院へ定期検診に行くことで、
歯周病の予防につながります。
口内の健康状態を確認してもらえるので、
歯周病が悪化する前に治療を行えます。
自覚症状がない状態でも治療可能です。
3~4ヶ月に1回くらいのペース
で定期的に通うようにしましょう!
◆まとめ
今回、歯周病の年齢に関わる以下の
ポイントを解説しました。
・歯周病の年齢について
・歯周病の症状
・原因・治療法
歯周病は年齢に関わらず発症します!
歯磨きを丁寧に行うなど、歯周病ケアを
しっかり行うことが大切です!
歯周病を防ぐために、定期的に通えば、
症状が悪化する前に治療を行えるので、
定期的に歯科医院へいくようにしましょう!
いかがでしたか?
歯周病は年齢に関わらず発症する?
原因や予防法を解説について
理解が深められたでしょうか。
歯周病は年齢に関わらず発症します!
歯磨きを丁寧に行うなど、歯周病ケア
をしっかり行うことが大切です!
歯周病には治療も必要ですが、
そもそもならないために予防を
おこなうことが重要です!
歯周病が気になる方は、早めに
歯科医院へ行き治療を受けましょう!
快適な環境でクリーニングやメンテナンスをお受け下さい ♪
越前市あさざわ歯科医院、歯科衛生士のMTでした。
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